無保険の外国人に追突された話

嘘のようで本当の、涙なしでは語れない、全米が泣いた世にも奇妙な物語

 

遡ること数日前、そろそろクールビズも終わるしノンアイロンのワイシャツでも買いに行こうと車で外出。

行きつけの紳士服店でいつものようにスーツをセレクト、誕生日割を使い目的の品を購入。

「わたし来週結婚式なんですよ!」と嬉しそうに語る女性店員さんに笑顔で挨拶。

 

今思えば、もう少し君と会話を弾ませられればよかったのかもしれない(キモい(死後))

 

エンジンをかけ、これでもかとエアコンを効かせながら地元のラジオ番組を聞き、いつものように渋滞にはまった。

手前で曲がればよかったかな?と頭をよぎったが、用事までは時間があるし焦ることもないと思って停車した。のに、車が前に不意に動いた。大きな音と衝撃を伴って。

思わずルームミラーに目をやる。目が合う。

「目と目で通じ合う〜♫」

 

MUGO・ん…事故っぽい

 

まぁ追突は10:0だからいいかって思ったりしてた。

 

路肩に車を止め、警察・保険会社に連絡し、キレ気味に挨拶。もちろんマスクは忘れない。

 

「ワタシガブツカリマシタスミマセン」

 

相手は謝罪はしてる、謝罪はしてもらってるんだから落ち着け、動揺するなよ。

 

「ニンイホケンハイッテナイヨ」

 

いたたたた、急に頭が痛くなってきた。

いや、笑い事じゃない、首と肩と腰が痛いよ。

 

免許証の写真を取って、警察に一通り話をして、まず物損で処理してもらう。

保険会社も月曜に連絡しますというなんともお粗末な対応で少しびっくりした。

 

少し家で休んで行きつけのディーラーで修理見積もり取る。びっくり30万超え。

板金7万コースって安いんだなと知る。

 

とりあえず無保凸君の携帯に電話するも、無視、無視、無視、無視。

法学部に行かなかったことを後悔する。

 

まずは体が資本、各部が痛いので診断書をもらって人身事故に切り替えてもらうことに。

 

整形外科で全治●●日の診断が下る。どうやらそもそもの骨の状態が悪いらしく、腰痛肩こりになりやすいらしい。強めの薬をもらう。

 

事故なので健康保険は使えない、保険会社から連絡がないということで現金で●万円飛んで行った。

警察に出頭し、できたての診断書(●万円)を提出の上、被害供述を作成。

 

治療費とお見舞い代については、事故証明もらえば相手の自賠責の損保会社と証券番号がわかるので心配なし(後日、週明けの保険会社からの連絡で人身傷害保険使えると判明)

 

気がかりなのは損害賠償で、無保凸君がバックれたり、支払い能力がなければどうしようもない点。弁護士費用特約使ってとりあえず対応する。

 

近日中に弁護士先生と面着での打ち合わせは面倒だが実際は少し楽しみでもある。警察に医者に弁護士にと、ドラマの世界に入り込んだような感覚だ。職業もののドラマって面白いよなぁ。異議ありってどこで言おうかな考えている。

 

今回の件での反省は自分は

①スーパーウルトラレイトブレーキングだったのかもしれないという点

②弁護士に見せる用として後方ドラレコはつけていなかったという点

③相手が無保険の時に使える無保険車傷害特約に入っていなかった点

 

①はさておき、②については仕事柄詳しかったはずなのに怠っていたし、③については勉強すらしてなかった。

 

特約にさえ入っていれば、自身の車両保険を使って直しても等級が下がらないという優れモノらしいし、そんなに高いものでもないみたい。

ぜひ皆さんにもご検討いただきたい。

もちろんドラレコについても同様ですが。

 

ちなみに今回の発生確率で言えば、無保険率15%、●●県の外国人比率4%、事故に占める追突の割合4.6%という、事故の中でも0.024%という極めてレアケースの事故だった模様。

そもそもの事故率が0.8%という世界なのだから、0.000221%というとんでもない確率だと分かる。

これは宝くじを20枚買った時に一等が当たる確率とほぼ同じ。無保凸君にとってはサマージャンボ30万円だったね。

 

これを機に2億円に相当する経験だと思って、色々と知恵をつけようと思う。まずは体をしっかり治しておくのはもちろんだけれども。

 

P.S.

警察に事故処理にあたっていただいている最中、路上に停車しているパトカーに向かってクラクションを鳴らして邪魔だと怒鳴ってるおじさんがいて、さすが●●県だなって思った。